ブロックチェーンデータプラットフォームのアーカムによると、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスは9日、ユーザー保護基金「SAFU」で3億ドル相当の4,225BTCのビットコインを追加購入した。
この購入によりSAFU基金のビットコイン保有高は10,455BTCとなり、現在の価格で7.4億ドル超の価値となっている。
バイナンスは9日のX投稿で「SAFU基金のためのビットコイン( BTC )購入を継続しており、当初発表から30日以内に基金の転換を完了することを目指している」と述べた。今回の購入も先週のビットコイン相場急落における買い支えの一部となっている模様だ。
バイナンスは先週6日にも2.5億ドル相当のステーブルコインで3,600BTCを購入しており、SAFU専用アドレスの保有量を6,230BTCに引き上げていた。
SAFU基金は2018年7月に設立された緊急保険基金で、取引所のセキュリティ侵害などの極端な状況に備えてユーザー資産を保護する目的で運用されている。バイナンスは取引手数料の一部をこの基金に充当しており、2025年には4,800万ドル相当のユーザー資産保護を実施した。
ビットコイン購入以前、SAFU基金は主にステーブルコインで構成されており、流動性の高い資産として保管されていた。
今回の一連の購入は、バイナンスがビットコインを仮想通貨市場の基軸資産と位置付け、ユーザー保護基金の運用方針を転換していることを示すものだ。同社は30日以内の転換完了を目指しており、残りの購入がビットコイン市場に与える影響が注目される。
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