著名暗号資産(仮想通貨)アナリストのアーサー・ヘイズ氏は12月もイーサリアム( ETH )をウォレットから取引所に送金し続けているようだ。オンチェーン活動を追跡するルックオンチェーンが12月24日に報告した。ETH売却とみられ、以前に共有したポートフォリオのリバランス計画の一環である可能性がある。
ルックオンチェーンによると、ヘイズ氏は24日にバイナンスでさらに682ETHを売却した。資金はDeFiトークンに振り向けられた。過去1週間で合計約1,871ETH(8.5億円)を売却し、その資金でENA、PENDLE、ETHFIなどのDeFiトークンを購入しているという。
具体的には122万ENA、13万7117PENDLE、13万2730ETHFIを取得した。データによると、これらのトークンは今年80%から90%下落している。
先週にもヘイズ氏は508.6ETHをギャラクシー・デジタルに送金しており、短期的な売却の憶測が広がっていた。このタイミングは投資家の注目を集めていた。
わずか数日前、ヘイズ氏は機関投資家におけるイーサリアムの将来性について詳細な見解を示し、大手金融がついにプライベートブロックチェーンの限界を受け入れたと主張していた。
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ヘイズ氏の一連の取引は、戦略的なポートフォリオ調整として解釈されている。ETHからより下落幅の大きいDeFiトークンへの資金移動は、割安な価格帯での買い増しを狙った動きと見られる。
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