CZのバイナンス復帰確率高騰、トランプ大統領の恩赦を受け
米国のドナルド・トランプ大統領が23日(木曜日)にバイナンス創設者のチャンポン・ジャオ氏(CZ)を恩赦したとの報道を受け、24日(金曜日)の朝からポリマーケットの予測市場において、同氏のバイナンス復帰の可能性が上昇した。
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この数字は、23日早朝にわずか14%だった確率から68%の上昇を示している。しかし、その後、復帰確率は現在37%付近で推移している。
ブロックチェーン分析会社Arkhamのデータによると、トレーダーのGarrett Jin氏がポリマーケットで「トランプ氏がCZを恩赦する」に賭けて大きな利益を上げた。Jin氏は9月28日から同予測市場の「イエス」オプションを分割購入し、累計約2万8,700ドル(約430万円)を投じた。トランプ氏が恩赦を発表した後、最終的に5万6,800ドル(約850万円)の利益を得て、リターン率は198%に達した。
Jin氏は10月11日の市場暴落前にハイパーリキッドで2億ドル超(約300億円)の利益を上げ注目されており、インサイダー取引疑惑について「トランプ一家とは何の関係もない」と否定している。
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恩赦に際し、トランプ氏は「CZのやったことは犯罪ですらないだろう」と述べ、バイデン政権による迫害だったとの見解を示した。CZ氏は恩赦に感謝を示し、「米国を仮想通貨の中心地にするため尽力する」とコメントしている。仮想通貨業界では、今回の恩赦が業界全体に与える影響について議論が続いている。
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